コーヒーと砂糖~「イタリアは呼んでいる」

シネ・ウインド

世の中には紅茶党と珈琲党という言葉があるようです(そういえば、なぜか緑茶党という表現は聞いたことがないですね)。目玉焼きの醤油派ソース派ほどネタにされることはありませんが、割とどちらか一方に分かれることが多い気もします。

私は、以前は紅茶党、というかコーヒーが苦手でした。 どうも、随分小さい頃に挑戦した時、砂糖とポーションをたっぷり入れてもどうも美味しく感じられず、かつ「大人はブラックで飲む→ブラックが一番!」という発想から、ブラックで飲めないことにちょっとしたコンプレックスを抱いたあたりがきっかけと思われます。

で、時は流れて大学時代、とあるイタリア料理店で出会ったのが“エスプレッソ”なるコーヒーでした。何だこのちっちゃいのと思いつつ一口、途端に強烈な濃さと苦味が押し寄せてきました。こりゃ飲めんと途方に暮れていたところに店員さんが教えてくれたのが、エスプレッソには砂糖をたっぷり入れるものだということ、イタリアではコーヒーに砂糖を入れるほうが普通だということでした。そう、私は(おそらく多くの日本人が初見でそうするのと同じように)エスプレッソをブラックで飲んでいたのでした。早速砂糖2杯を投入してみると、なるほど甘みと苦味が丁度良い塩梅になりました。さらに飲み終えた後で底に溶け残った砂糖を食べてみると(これもイタリアの風習)、キャラメルのようでほろ苦い中々の美味。

それ以来、エスプレッソに砂糖2杯は、その店での私の「いつもの」になりました。それと不思議なもので、気に入らなければ砂糖を入れてもいいんだという軽い気持ちで飲むと、案外普通のコーヒーも美味しく感じられるようになり、気がついたら紅茶よりコーヒーを飲むことが多くなっていました。

そんなわけで、固定したイメージに囚われないほうが人生楽しいよ、というお話でした(そんな話だったか?)

エスプレッソはイタリア発祥、ということで「イタリアは呼んでいる」7月31日(金)までシネ・ウインドで上映中です。男2人のイタリア縦断グルメ旅とは、なんと羨ましい、私も行きたいぞ!

イタリアは

◎「イタリアは呼んでいる」 http://www.crest-inter.co.jp/Italy/

7/25(土)~7/31(金) 11:55~13:55

お見逃しなく!

 

☆.+*:゚+。.☆.+*:゚+。.☆.+*:゚+。.☆.+*:゚+。.☆.+*:゚+。.☆

そして、戦後70年目の夏におくる、シネ・ウインド30年目記念上映

塚本晋也監督の映画「野火」が、7月25日(土)から始まりました。

nobi

◎「野火」http://nobi-movie.com/

シネ・ウインド上映 7月25日(土)~8月21日(金)

7/25(土)~7/31(金) 10:00~11:35 / 16:45~18:20

8/1(土)~8/7(金)  10:00~11:35 / 14:20~15:55

8/8(土)~8/14(金)  19:20~20:55

8/15(土)~8/21(金)  16:35~18:10

★「中学・高校生 入場料特別割引」実施!

通常、中学生1000円・高校生1500円のところ → 「野火」に限り、中学・高校生 800円

中学・高校生の皆さん、この機会にぜひご来場ください。

 

★次回のシネ・ウインド30年目プロジェクト会議は、8月18日(火)の夜です。

メンバー随時募集中!

・8月18日(火) 19時~ シネ・ウインド2階 フリースペースにて

(Ichikawa)