■12月14日、Noism1「PLAY 2 PLAY‐干渉する次元(改訂版再演)」の公開リハーサ
ルを取材してきました(報告記事は「月刊ウインド」に掲載予定)。
通し稽古とあって、舞台上のメンバー、照明・音響スタッフが発する緊張感は本番さながら。
舞踊家たちの身体の息吹と、舞台装置とが精緻に噛み合い、まるで万華鏡のような風景が
眼前に表れました。
井関佐和子さんの凛とした美しさ、構成美が光る舞台上で個性を発揮するメンバーたち、
そして要所を引き締める金森穣さん(Noism芸術監督)の存在感に、圧倒される思いです。
金森さんは「初演時と構成は共通しているが、振付に関しては現在のメンバーの為に一か
ら作り直した」「過去は糧にすべきだし、前回公演の映像は参考になるかもしれない。だが、
現在のメンバーが今をいかに生きるかが重要。先人と比較するのではなく、昨日の自分を
意識して欲しい」と単なる“再演”ではない舞台づくりの一端を明かしました。
「お客さんからパフォーマーはエネルギーを受ける。周りの人にも声をかけてもらって、
ひとりでも多くの人に足を運んでもらいたい」と語る金森さん。新潟の街で生きる者の特
権として、Noismの公演を見逃す手はありません!
12月20、21、22日は、りゅーとぴあへ是非是非お出かけください。
(月刊ウインド編集部 久志田喜八郎)