音楽映画4連発!ロックンロール・ウインド2023

2023年4月11日
シネ・ウインド

『ロックンロール・ハイスクール』

4/15㈯~4/21㈮

「次は君たちの学校の番だ!」ロック!学校!爆発!

 教室のスピーカーからラモーンズのナンバーが流れ、生徒たちが踊りまくるビンス・ロンバルディ高校。しかし、新しく赴任してきた女性校長はロックを全面禁止に。ロック大好きリフ・ランデルは反抗のためニューヨーク・パンクの重鎮ラモーンズに「ロックンロール・ハイスクール」を作詞し、彼らにプレゼントする。

『ビー・ジーズ 栄光の軌跡』

4/22㈯~4/28㈮ ※初日上映後、ロックトークあり

“ビー・ジーズは最高”それだけさ

 全世界でのレコードセールスは2億枚以上、時代の変遷を生き延び数々の名曲を作り続けたイギリスの兄弟グループ「ビー・ジーズ」の軌跡を描いたドキュメンタリー。貴重な写真や未公開映像を通して名曲誕生の瞬間を振り返るとともに、ビー・ジーズを敬愛するエリック・クラプトン、ノエル・ギャラガーなどのアーティストたちが彼らについて語る。

『THE FOOLS 愚か者たちの歌』

4/29㈯~5/5㈮

何度打ちのめされても THE FOOLS は甦る

 1980年に結成され、名ギタリストの川田良と唯一無二の存在感を放つボーカリストの伊藤耕を中心に真摯にロックを体現し、多くの表現者たちに影響を与えてきた孤高のロックバンド「THE FOOLS」。監督はキューバの音楽事情を描いたドキュメンタリー映画『Cu-bop』の高橋慎一。10代の頃から魅了されてきた彼が2012年から10年に渡って彼らに密着したドキュメンタリー。

『GOLDFISH』

5/6㈯~5/12㈮

誠実なギタリストのロック魂に震えろ!

 私もかつては現状に不満を抱える少年でした。今も理不尽な現実に対し意義を感じる姿勢は、幼き頃の自分とつながっているはずです。1980年前後に10代を過ごした者の一部にとって、社会の疑問に対し拳を突き付けたパンクバンド「アナーキー」はカリスマでした。しかし、ギタリスト・藤沼伸一が永瀬正敏を主演に迎えて映画監督デビューするなんて!藤沼さんが持ち前の誠実さで自分たちの軌道と向き合った意欲作です。本当です!(月刊ウインド2023年5月号より)