プチはチョコチップが好きです

TAKEI Ryo

7月1日、月刊ウインド8月号のレイアウト作業のため、朝からシネ・ウインドへ行く。代表の齋藤さんが、淹れたてのコーヒーとブルボンプチのしっとりチョコクッキーをくれた。プチは僕がいつも買う味とは違ったし、食べ残しなのかセロテープで口が閉じてあったが、お供に加えてパソコンに向かう。

月刊ウインドには、その月の上映作品と上映時間が全部載る。7月あたまの時点で、8月末、つまり2か月先までの上映スケジュールが決まっていることになる。僕がよく行くシネコンでは、水曜日になると翌週分のスケジュールがわかる。シネコンを基準にすると尋常ではない舵取りなのだが、でもだからこそ、作品選定はもちろん宣伝に対しても、上映企画部は懸命に考えをめぐらせているようだ。

宣伝の一環である紹介文を書くのは、今は大体が上映企画部の面々である。その原稿を配置して、読む。書き慣れている人も、初めて書くくらいの人もいるが、どの文章にも書き手なりの真摯さがにじみ出ていると僕は思う。

昼過ぎにパソコンの電源を落とす。いつもと違うプチも美味しかった。