2024/8/17~8/30
連日、坂上明和監督 舞台挨拶あり
©2024 ⻑岡花⽕ドキュメンタリー映画製作プロジェクト
「一生に一度は行きたい花火大会」
日本三大花火の中で唯一、競技会ではない花火大会が「長岡花火」。
日本全国、海外の人々まで惹きつける、その魅力は一体どこにあるのか───。
その歴史は、江戸時代まで遡る。幕末の北越戊辰戦争で焼け野原となり、太洋戦争禍の1945年8月1日の長岡空襲で再び焼け野原となり、多くの市民が犠牲となった深い悲しみの歴史、2004年に起きた中越地態での甚大な被害の歴史など……。そこには、戦争や災害にまつわる長い歴史と、市井の人々が込める慰霊と復興への思い、そして平和への深い祈りがあった。そんな歴史を抱える長岡の人々の思いが込められた花火は、毎年夏の暑い盛り、8月2日、3日の二日間にわたって壮大に打ち上げられる。
会場となる新潟県中南部に位置する長岡市の信濃川河川敷には、二日間で長岡市の人口の3倍以上、約100万人もの観客が全国から駆けつける。その大会運営の裏側には、この日を目指して1年を花火作りに賭ける花火師、会場設営に汗を流すスタッフ、大観衆の安全安心を支える関係者など運営を支え奔走する人々、そして、長岡花火に様々な思いを寄せる市民たちの存在があった。