毎週土曜日はシネ・ウインド会員による運営機関「上映企画部」打ち合わせの日です。
39周年祭とこれからのシネ・ウインド
先週(8月24日)の会議には参加できなかった筆者。
会議室に入ってみると、新メンバーの方々が既に着席していてご挨拶しました。
「どうやって上映企画部を知ったんですか?」と聞いたところ、シネ・ウインド公式HPや公式Xから存在を知ったとのこと。毎週更新しているこの上映企画部だよりも宣伝に一役買っているのでしょうか。気になるところです。
さて、今回の会議では今年度シネ・ウインドで公開したもので動員数が多かった映画を振り返りました。専従スタッフから最も動員数を記録した映画トップ10を発表してもらい、意見交換を行いました。詳細は9月13日に行われるシネ・ウインド会員総会で発表する予定ですが、本稿で少しだけ結果を公開したいと思います。
昨年度で最も多くの観客を集めた映画は『福田村事件』。次いで『悪は存在しない』がランクインし、ビッグタイトルが並ぶ形となりました。両作品とも公開前から大きな注目を集めていた為、この結果は順当に見えるかもしれません。しかし、実際に起きた虐殺事件をセンセーショナルに描いた『福田村事件』、難解で抽象的なストーリーが多くの議論を巻き起こした『悪は存在しない』といった敷居の高い作品が多くの観客を引き付けたことは注目すべき事ではないでしょうか。
上記の結果を参考に我々上映企画部は皆様に興味を持って頂けるようなより良いラインナップを作成していきます。是非ご期待ください。
筆者個人の考えでは、これまで以上にアニメーション映画を上映していきたいという想いがあります。新海誠監督による『君の名は』の爆発的ヒットに始まったオリジナルアニメーション映画ブーム。近年でも『トラペジウム』や『きみの色』などが大きな話題となりました。シネ・ウインドでは8月の間に『めくらやなぎと眠る女』、『ユニコーンウォーズ』が上映され、こちらも反響を頂いています。幅広い層に興味を持ってもらえるアニメ作品。シネ・ウインドに新しい風を吹き込むことを願っています。(長谷川 能活)
シネ・ウインド上映企画部では、上映作品の選定や、作品紹介をお手伝いしてくれる方を募集しています。上映企画会議は毎週土曜19時より、事務所2Fフリースペースにて。映画館の運営に興味がある方、見学・入部など、お気軽に劇場スタッフにお声掛けください。