2025/3/1~3/7

チャーム・ポイント
クリスマスの夜、恋人・一男との結婚を間近に控えたOL・安寿子のもとに、暫く連絡を絶っていた弟・寿司夫から彼が書いた小説『のんきな姉さん』が送られて来た。それは、両親を失った姉弟の禁断の愛の物語。まさに、安寿子と寿司夫のことを綴ったものだった――。行き過ぎた愛情関係を止められないまま、寿司夫の子供を宿してしまった安寿子。しかし、彼女は弟への気持ちとは裏腹に子供の父親が彼であることを否定し、一男との結婚を決断する。やがて、現実と小説が交錯する中、安寿子は「あの子を理解してやれるのは私だけ」と、自殺をほのめかす寿司夫が待つ雪原へと急ぎ、彼を独り立ちさせるべく背中を押してやるのだった。