いよいよ5/26(金)より新潟公演がスタートする、Noism1「Liebestod-愛の死」「Painted Desert」のプレス向け公開リハーサルに行ってきました(5/18)。
公開されたのは、Noism芸術監督・金森穣の最新作「Liebestod-愛の死」。
リハーサルとはいえ、衣裳も照明も本番さながら。
そのあまりの美しさと、舞台に表出する感情に、息を呑みました。
取材なので言葉を綴らなければならないのですが、正直に言うと、とにかく足を運んで、「ただただ浸ってほしい」という思いでいっぱいです。
「Liebestod-愛の死」は、18歳の頃から金森さんが魅了され続けているという、ワーグナーの《トリスタンとイゾルデ》の前奏曲と終曲《愛の死》を用いて創られた作品。
出演は井関佐和子と吉﨑裕哉、衣裳はISSEY MIYAKEの宮前義之。
いま、現代社会はあまり明るくなく、未来に希望を抱けない若者が多いと聞く。
人を愛することや生きることに、純粋にまっすぐ向き合って、たとえば音楽を聴いて涙が出るほど感動するとか、小説を読んで自分の魂が抜けていくような感動を覚えるとか、そういう非日常的感動がより必要な時代だと思う。
それがお届けできたら最高—と。
もう一本の「Painted Desert」は、2014年と2015年にNoism2で上演されている、Noism2専属振付家兼リハーサル監督・山田勇気の演出振付作品。
初演時の取材で、「自分のつくりたい世界を追求した」と語っていた山田さん。
今回、Noism1のメンバーによって、どのように作品世界が広がるか、楽しみです。
(月刊ウインド編集部 市川明美)
※取材記事は本番の感想を交え、月刊ウインド7月号(7/1発行)に掲載予定
※Noismは、3月から4月にかけて、ルーマニア2都市で公演しています。
シビウでの「マッチ売りの話」+「passacaglia」公演には、シネ・ウインド代表で「舞踊家 井関佐和子を応援する会 さわさわ会」会長の齋藤正行と、「さわさわ会」会員で月刊ウインド編集部員の久志田渉が駆けつけました。月刊ウインド6月号(6/1発行)にそのレポートが掲載されますので、ぜひお読みください。
また、一足早く、月刊ウインド5月号のページに、編集後記としてミニレポートが載っていますので、そちらもご覧ください。https://www.cinewind.com/monthlywind/2017-5-380/
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Noism1
新作『Liebestod-愛の死』
レパートリー『Painted Desert』新潟公演
http://noism.jp/npe/n1_liebestod_pd_niigata/
●2017年
5月26日(金)19:00
5月27日(土)17:00
5月28日(日)15:00
※全3回 ※各回終演後、芸術監督によるアフタートークあり。
会場:りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館〈劇場〉
入場料:
一般 S席 4,000円、A席 3,000円
U25 S席 3,200円、A席 2,400円(全席指定)
※U25=25歳以下対象・入場時要身分証。N-PACmate等他の割引と併用可能
●取扱い
▸りゅーとぴあ(窓口・電話・オンライン)
チケット専用ダイヤル 025-224-5521(11:00-19:00、休館日除く)
オンライン・チケット http://www.ticket.ne.jp/ryutopiaticket/
▸イープラス http://eplus.jp/(PC・MB共通)
1.「Painted Desert」(Noismレパートリー)
演出振付:山田勇気
衣裳:山田志麻
映像:遠藤龍
出演:中川賢、石原悠子、池ヶ谷奏、リン・シーピン、浅海侑加、チャン・シャンユー、坂田尚也、井本星那(準メンバー)
2.「Liebestod-愛の死」(新作)
演出振付:金森穣
衣裳:宮前義之(ISSEY MIYAKE)
音楽:R.ワーグナー《トリスタンとイゾルデ》よりPrelude & Liebestod
出演:井関佐和子、吉﨑裕哉
★公演PRページ→http://noism.jp/liebestod_pd/
主催:公益財団法人新潟市芸術文化振興財団
製作:りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館
■埼玉公演
2017年 6月2日(金)~ 4日(日) 彩の国さいたま芸術劇場〈大ホール〉