ソウル郊外のマンモス団地再開発に伴う地域猫250匹のお引越し作戦を描いたドキュメンタリー映画『猫たちのアパートメント』、本作の新潟公開を記念して6/17(土)上映初日にトークイベントを開催。新潟市動物愛護センターの細野直志さんと新潟市動物ネットワークの鈴木静子さんの体験に基づくお話を、フリーアナウンサー大杉りささんの進行でお聞きしました。
『猫たちのアパートメント』をご覧になった皆さんの感想として猫の数と行政との関わりについてお話があり、続いて新潟の猫事情について報告を聞きました。不幸せな動物を救う努力を新潟市動物愛護センター(行政)と新潟動物ネットワーク(民間)の協働によって行ない近年になり徐々に実を結ぶようになってきたこと、更に最近増えてきている多頭飼育の崩壊について、グラフや画像を交えわかりやすく説いてくれました。印象に残ったのは「人の孤独が地域の動物の不幸と大きく関連する」ということを話してくれたことです。7月上映の『たまねこ、たまびと』と8月上映の『猫が教えてくれたこと』にも繋がる、現代社会の動物と人とのコミュニケーション論にもつながる話と思いました。
『猫たちのアパートメント』は6/30(金)まで上映いたします。ぜひぜひご覧ください。