表紙は、林遺都×市原悦子 初共演の話題作「しゃぼん玉」(4/15-5/5上映)。
日本の三大秘境といわれる宮崎県椎葉村の雄大な風景も見どころのひとつ。
新潟市に住んでいた小中学生時代に市民ミュージカル「シャンポーの森で眠る」などで活躍していた藤井美菜さんも出演されています。
4月のシネ・ウインド上映作品の紹介&時間を掲載。(→4月の上映スケジュール)
特集は、寄せられた声をめいっぱい掲載した「シネ・ウインド会員アンケート報告」。
大阪の天満天神繁昌亭支配人・恩田雅和「南の果てより愛をこめて」は4/13開催の「林家菊丸独演会」について。
台湾留学中のスタッフによる連載「小山の台湾日記6」は「台北の家編」(↓ 編集後記にも記事あり)。
隔月連載「唄や耳薬5」(松井まゆみ)は最終回「私の三線修行」、「サウンドトラック隊の映画音楽講座」(島田幸市)はハリウッド・フェスティバル・オーケストラなど「1月に出会った映画音楽」。
連載「猫と暮らして」は山形猫の登場です。
音楽アート演劇など情報満載の「ピックアップ情報」も要チェック!
コラムニストでアルビレックス新潟ウォッチャー えのきどいちろうさんの「どうしてこんなに映画なんだろう」、好評連載中!
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《もくじ》
1~2 スケジュール表 料金表 もくじ
3~11 シネ・ウインド インフォメーション
「ソング・オブ・ザ・シー 海のうた」
「函館珈琲」
「うさぎ追いし 山極勝三郎物語」
「デヴィット・ボウイ・イズ」
「月光」
「牝猫たち」
「家族の肖像 デジタル完全修復版」
アート・ミックス・ジャパン プログラム
「王立宇宙軍 オネアミスの翼」
「いのちのかたち―画家・絵本作家 いせひでこ―」
「しゃぼん玉」
「ル・アーヴルの靴みがき」
「The NET 網に囚われた男」
「カンパイ! 世界が恋する日本酒」
「わたしは、ダニエル・ブレイク」
「アンチポルノ」
12~13 事務局通信
来館レポート
*「ケンとカズ」出演・飯島珠奈さん
*「月光」小澤雅人監督
14 イベント報告
*ニイガタ・フットボール映画祭2017
15 映画とともに
*にいがた映画塾20周年記念イベント
*新潟・ナント文化交流 体験記
16 拡大版 南の果てより愛をこめて 338
林家菊丸独演会 恩田雅和
No Poem,No Life 3 長澤忍
17~20 シネ・ウインド会員アンケート 報告
21 あちらこちら安吾
*安吾忌/ニイガタ安吾賞授賞式/読書会
リレー連載 I like it ! ②
22 麗しの島フォルモサへ 小山の台湾日記6
23 唄や耳薬 沖縄音楽無駄話 6(最終回) 松井まゆみ
24 サウンドトラック隊の映画音楽講座90 島田幸市
25 どうしてこんなに映画なんだろう 47 えのきどいちろう
ウインド あ・ら・かると
*水と土の都で語る《瀬戸内国際芸術祭》「海の復権」見聞録
*若松英輔『悲しみの秘義』読書会
26 声風―SEIFU―
演劇 *「青春堕落録」、Noism1 感想
27~28 ピックアップ情報
29 ピックアップレポート 編集後記
猫と暮らして その43
《スタッフコメント》
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こんにちは。現在台湾に語学留学中の編集部員、小山です。
先日、台北の映画館『台北の家』に行ってきました。
知人の映写技師永吉洋介さん(自称映写機マニア)から、「実は今、台湾に映画館巡りにきています。スタッフさんの計らいで『台北の家』の映写室に入れることになりました。よかったら一緒にどうですか」と連絡が入り、台湾の映画館の映写室に入るという貴重な機会をいただきました!
写真1 台北の家の外観
『台北の家』は中山駅という台北の中心部にあります。元々はアメリカ領事館で、昭和元(1926)年に建てられた築91年の建物です! 白い壁が美しいコロニアル様式の建築。かっこいい。映画館の部分は写真には写っていませんが、白い建物の右側にあります。
永吉洋介さんは今回、1週間かけて台湾の南部から北部まで映画館巡りをしていたそうです。台湾には80年くらい前に建てられた古い映画館が現役で残っていたり、博物館になっていたりします。映画館マニアにはたまらない場所ですね。それで、人に紹介してもらって今回台北の家の映写室に特別に入れてもらえることになったそうです。すごい行動力…。いや、すごい映写機への愛ですね。
写真2 熱心に写真を撮る映写機マニアの永吉さん
スタッフの方に案内されて映写室の中へ。狭い場所に2台フィルム映写機が並んでいました。映写機は日本製のものだそうです。シネ・ウインドの映写機と外観は似てますね。ただ最近はフィルム映画も少なくなったので映画祭など特別なときだけしか使わないそうです。なんかもったいない~。
写真3 フィルムを巻き戻す装置
写真4 フィルムをつなぐ道具
写真5 音響機械
写真6 映画館の中
映写機の他にも、フィルムを巻き戻す装置やフィルムをつなぐ道具、音響機器がありました。
写真7 売店兼カフェの入口
写真8 建物の中から入口を見た様子
写真9 領事館時代の様子が再現されている部屋
お次は映画館の隣の施設です。売店兼カフェになっています。二階に上ると、領事館時代の様子が再現されていました。眺めの良い大きな窓にフカフカの大きなソファー。こういうところで紅茶とかを飲むと雰囲気に合いそうです。
台北の家は古蹟にも登録されていて、無料で見学できます。台湾にご旅行の際に、少し足を伸ばして見てみるとよいかもしれません。
最後に。
今回台北の家を見学して、台湾でも映画館巡りができることに気がつきました。調べてみると、昔芝居小屋だった建物が映画館となり現役で活躍している場所があれば、その後服屋さんに改装されたり、コンビニになっているものもあるようです。映画館の変遷を見るのは面白そう。台湾での楽しみが1つ増えました。
(小山可奈子)
『台北の家(台北之家)』
住所 台北市中山區中山北路二段18號
ホームページhttp://www.spot.org.tw/(中国語)
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