月刊ウインド2017年8月号(383号)

シネ・ウインド

表紙は、「サウダーヂ」で話題を集めた映像制作集団「空族」の最新作、「バンコクナイツ」(8/19~9/1上映)。
タイ、ラオス、オールロケを敢行、失われた桃源郷を取り戻すための旅を描いたロードムービー。監督来館予定!

8月のシネ・ウインド上映作品の紹介&時間を掲載。(→8月の上映スケジュール)

特集は、シネ・ウインド流“街歩きのススメ”「ブラウインド 新発田編」
https://www.cinewind.com/ed-news/18691/
シネ・ウインドで今年2月と6月に上映し大好評、津端修一さん・英子さんご夫妻の心豊かな生活をおった映画「人生フルーツ」。その津端さんの師である建築家アントニン・レーモンドさんが設計した「カトリック新発田教会」や、モダンで哀愁漂う少女の絵が素敵な蕗谷虹児記念館、丁字型の屋根に3匹の鯱がのった珍しい三階櫓のある新発田城、などなど見どころいっぱいの、街歩き新発田編をお届けします。

その他、来館レポート、イベント報告、映画に関することや文学、演劇、美術、などなど、盛りだくさん!

「唄や耳薬 番外編」(松井まゆみ)は桜坂劇場と新良幸人ライブのお話。
台湾留学中のスタッフによる連載「小山の台湾日記10」は、かつての新潟県移民村「鹿野村」訪問。
「サウンドトラック隊の映画音楽講座」はアラン・ドロン作品の映画音楽。
リレー連載「猫と暮らして」は、句集『猫』を発行したばかりの俳人・田代草猫さんの登場です。井田英夫さんの表紙絵が素敵な句集『猫』(定価1000円+税)はシネ・ウインドでも販売しています。

毎回好評、タイラのイラストルポは、「松本零士の世界展」(新津美術館)。

音楽アート演劇など情報満載の「ピックアップ情報」も要チェック!
演劇公演や展覧会などの100文字感想「ピックアップレポート」も読み逃しなく!
「ピックアップ情報」に載せる情報、「ピックアップレポート」用のミニ感想コメント、ともに募集中です。

大阪の天満天神繁昌亭支配人・恩田雅和「南の果てより愛をこめて」、コラムニストでアルビレックス新潟ウォッチャー えのきどいちろうさんの「どうしてこんなに映画なんだろう」、好評連載中!

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《もくじ》

1~2 スケジュール表 料金表 もくじ
3~10 シネ・ウインド インフォメーション
「14の夜」
タルコフスキー特集2017
「カフェ・ソサエティ」
「エイミー、エイミー、エイミー! こじらせシングルライフの抜け出し方」
「トンネル 闇に鎖された男」
「ヴィレッジ・オン・ザ・ヴィレッジ」
「ジョギング渡り鳥」
「メットガラ ドレスをまとった美術館」
「エルミタージュ美術館 美を守る宮殿」
「素敵な遺産相続」
「バンコクナイツ」+空族旧作3作品
「シチリアの恋」
「おじいちゃんはデブゴン」
11~12 事務局通信
13~14 来館レポート
*「PARKS パークス」樋口泰人さん、井手健介さん、Alfred Beach Sandalさん
*「まなざし」卜部敦史監督
イベント報告 *「PARKS パークス」上映記念ライブ
近影「ジギー・スターダスト」ディスプレイ
リレー連載 I like it ! ⑥
15   映画とともに *第27回にいがた国際映画祭
*「戦場ぬ止み」上映会に参加して
16  演劇「大石内蔵助の妻 りく」佐久間良子取材
「桜の森の満開の下」感想
17~20 ブラウインド 新発田編
21   ウインドのオススメ
*開港5都市景観まちづくり会議2017新潟大会
ウインド あ・ら・かると
*「美術館のあしたのあした」を聞いて
22   唄や耳薬 番外編  松井まゆみ
No Poem,No Life 7 長澤忍
23   麗しの島フォルモサへ 小山の台湾日記10
24   サウンドトラック隊の映画音楽講座92 島田幸市
25   どうしてこんなに映画なんだろう 51 えのきどいちろう
猫と暮らして 45
演劇「エレクトラ」を見て
26   声風―SEIFU―
南の果てより愛をこめて 342 恩田雅和
27~28 ピックアップ情報
29   ピックアップレポート 編集後記
タイラのイラストルポ「松本零士の世界展」

《スタッフコメント》
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山形県酒田市の土門拳美術館、と言えば、もちろん、写真界の巨匠・土門拳の作品を展示する館なのですが、今回のお目当てはその庭園。広い広い敷地に、日本一と言われる程、多種の紫陽花が咲き誇る酒田市自慢のお庭なのです。


私は酒田市の生まれで、去年の暮れに父が亡くなったため、今は実家で母が一人暮らしをしています。高齢の母が心配で、日帰りながら週一程のペースで様子を見に行っているのですが、そろそろ紫陽花が咲いてるかな?と、母と二人で足を運んだのが6月の末。例年、見ごろは6月下旬~7月上旬なので、きっと満開の紫陽花が見れるはず、と思ってたら、なんとがっかり、全体の100分の5くらいしか咲いておらず、そっか、今年はいつまでも寒かったし、雨もあまり降ってなかったもんね、と。


それで、酒田市役所の公園緑地係に、「庭一面の紫陽花が見たいのですけど、いつくらいになりそうですか」と問い合わせてみたら、「今年はいつもより開花が遅れているので、見ごろになったら電話して教えてあげますよ」という嬉しいお返事が。酒田市は今、観光に力を入れていて、いつ行っても町に他所からのお客さんがたくさんいるなぁ、と思っていたのですが、こんなきめ細かいサービスもしてくれてたんだ!


で、そろそろかなぁ、と待っていたら、「お待たせしました。この土日が見ごろだと思いますよ」という電話をもらったのが、7月7日の七夕の日。ということで、再度、母と行ってきた次第です。


真夏日とはいえ、海風を気持ちよく感じる庭園。日傘をさし、濡れたタオルを首に巻いた母とゆっくり歩き、また、日蔭に入る度に持参のお茶を飲みながら、それぞれの紫陽花をたっぷり楽しみました。

ただ、紫陽花といえばやっぱり雨だよね、と、母娘の意見の一致をみましたので、今度は、雨の降る日にまた来ようよ、と約束。天気予報を見ながら酒田に帰る日を決め、またまた行ってきたいと思ってます。
(じゅん)

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(月刊ウインド編集部 市川)