ビー・ジーズは英国出身のバリーと双子の弟ロビンとモーリスのギブ 3 兄弟によるグループ。少年時代から音楽活動を開始し、半世紀を超えるキャリアを誇る。全世界でのレコードセールスは 2 億枚以上、そのうち全英・米 No.1 ヒットが 20 曲、トップ 10 ヒットが 70 曲を数える。タイトで透明感のあるスリー・パート・ ハーモニーもトレードマークだ。日本でも映画『小さな恋のメロディ』(1971)や『サタデー・ナイト・フィーバー』(1977)のサウンドトラックでその存在を知ったファンも多い。
しかしビー・ジーズの歩みは、実際には逆風と戦い続ける日々でもあった。創作をめぐって想像を超えるプレッシャーにさらされるだけではなく、世界的な名声を得た反動として壮絶なバッシングを受けることも。それでも彼らは代表曲「ステイン・アライヴ」に歌われるように兄弟と共に時代と立ち向かい、多くの人々の心に残る楽曲を作る。これは時代とジャンルを超越して“人生のサウンドトラック”ともいえる名曲の数々を生み出し続けたビー・ジーズの3兄弟を描いた感動の音楽ドキュメンタリーだ。
監督は『バック・トゥ・ザ・フューチャー』などのプロデューサーでもあるフランク・マーシャル。また、「ビー・ジーズはビートルズやボブ・ディランに比肩する存在だ」とオアシスのノエル・ギャラガーが語るように、現役の人気アーティストの中にも熱いファンは多い。本作にもギャラガーをはじめ、ビー・ジーズをこよなく敬愛するエリック・クラプトン、ニック・ジョナス(ジョナス・ブラザーズ)、クリス・マーティン(コールドプレイ)、ジャスティン・ティンバーレイク、マーク・ロンソンなどの錚々たるアーティストが参加。「ビー・ジーズを語りたい」という有名アーティストの数の多さに製作陣が対応に困ったという逸話すらある。
ビー・ジーズ 栄光の軌跡《ロックンロールウインド2023》
2023/4/22~4/28
4/22(土) 上映後、トーク開催。
© 2020 Polygram Entertainment, LLC – All Rights Reserved. © 1978 Shutterstock / Photo credit: Lennox Mclendon/AP/Shutterstock Liz Patterson Photo credit: Chris Walter/Photofeatures © 1970 Shutterstock / Photo credit: South Coast Press/Shutterstock © Bill Bernstein