ミツバチのささやき【連続講座「現代アートハウス入門 ネオクラシックをめぐる七夜」】

ミツバチのささやき【連続講座「現代アートハウス入門 ネオクラシックをめぐる七夜」】
2021/1/301/30
30歳以下:1200円、31歳以上:1800円 ※鑑賞券利用不可
トーク:濱口竜介(映画監督)×三宅唱(映画監督)×三浦哲哉(映画研究者)
ミツバチのささやき【連続講座「現代アートハウス入門 ネオクラシックをめぐる七夜」】

❖アートハウスへようこそ
1970年代から今日まで続く日本の〈アートハウス〉は、“ミニシアター”という呼称で親しまれてきました。ここは世界中の映画と刺激をもとめる観客とが出会う場所。多様な映画体験によって、未来の映画作家だけでなく、さまざまなアーティストを育む文化的ビオトーブとしての役割を担ってきました。上映されるのは、ただ楽しむための作品だけではありません。目を覆うほどグロテスクで、心をズタズタに引き裂く映画もあれば、ため息が出るほど美しい眼福の映画もあります。〈アートハウス〉の暗闇でスクリーンが反射する光を浴びることは、多かれ少なかれ——私たちの生き方を変えてしまうほどの体験なのです。

「現代アートハウス入門」では、〈アートハウス〉の歴史を彩ってきた傑作を「ネオクラシック(新しい古典)」と呼び、東京・ユーロスペースなど全国18の映画館で、7夜連続日替わりで、同時刻に上映。上映後、2000年以降にデビューした気鋭の映画作家たちが講師として登壇し、作品の魅力を解説。作品から受けた影響なども語ります。さらにその模様をライブ中継で開催劇場のスクリーンに投影し、全国の観客からの質問を受け付け、みなさんとこれからの〈アートハウス〉についての知見を交換します。
ぜひこの機会に〈アートハウス〉のドアを開けてみませんか?

1973年(85年日本初公開)|スペイン|99分|カラー
監督:ビクトル・エリセ