2021/4/4~4/14
通常料金:1400円、障害者手帳提示:1200円 ※鑑賞券利用不可(他割引なし)
PEUR SUR LA VILLE a film by Henri Verneuil © 1975 STUDIOCANAL - Nicolas Lebovici - Inficor - Tous Droits Réservés
パリで続発する謎の美女連続殺人事件、それを追うパリ警察きっての豪腕刑事、警部ルテリエ。ルテリエはパリの市街を駆け巡り、犯人たちを野獣のごとく追って、追って、追いまくる! 60年代後半~70年代前半、『ブリット』(68)、『ダーティハリー』(71)など、ハリウッド製の刑事アクションが世界中で大ヒットを記録、ブームを巻き起こしていた。そんな中、フランスを代表するアクション・スター、ジャン=ポール・ベルモンドが初の警官役を演じ、フランス映画界の精鋭たちと総力を結集して作り上げたフレンチ・ポリス・アクションの超大作がこの『恐怖に襲われた街』だ。
カー・チェイスや銃撃戦はもちろんのこと、高層ビルや走る地下鉄の屋根の上での危険なチェイス、さらにヘリに吊るされての命がけのダイビングなど、ベルモンドがスタントマンなしで挑んだ危険なアクションとスタントの数々は、全世界の度肝を抜き、各国で大ヒットを記録したが、それらは40年以上を経た今見ても超スリリング! ジャッキー・チェンがベルモンドを敬愛していることは有名だが、ここで繰り広げられるアクションを見れば、この作品こそが『ポリス・ストーリー』シリーズ(85~)の原点なのは誰の目にも明らか。まさにこれぞ、ベルモンド・アクションの集大成にして最高傑作だ! 音楽は映画音楽界の巨人、故エンニオ・モリコーネ。スタント指導を『007』シリーズなどのカースタントの神様、レミー・ジュリアンが担当している。
本作は日本でDVD化およびブルーレイ化されたことはなく、今回がHDリマスター版による45年ぶりの日本劇場公開となる。