2023/3/4~3/17
3/4(土) 柴田昌平監督 来館トーク開催
(C)プロダクション・エイシア
食べている限り、誰の隣にも「農」はある。なのにどうして、「農」の世界は私たちから遠いのか。
和食を撮って世界を魅了した『千年の一滴 だし しょうゆ』の柴田昌平監督が、「食」の原点である「農」と向き合った。
全国の百姓たちの知恵・工夫・人生を、美しい映像と丁寧なインタビューで紡ぎ出す。田んぼで農家の人たちが何と格闘しているのか、ビニールハウスの中で何を考えているのか。多くの人が漠然と「風景」としか見ていない営みの、そのコアな姿が、鮮やかに浮かび上がる。
今後 経済が下向き、食糧輸入に頼れなくなると予想される日本で、いま必要とされる力はレジリエンシー:復元力。百姓たちには本来これが備わっている。
映画に登場する百姓たちは、小手先では解決しないさまざまな矛盾を、独自の工夫で克服していく。
これは、自然と向き合い作物を熟知する百姓たちの叡智を訪ねたドキュメンタリー。
「耕す人々」の世界の入り口がここにある。