2022/7/16~7/22
大人一般・シニア1200円、障がい者割引1000円、会員1000円、学生500円 ※各種招待券使用不可
「紳士は金髪がお好き」より
“ローリング・トゥエンティーズ(狂騒の20年代)”と言われた大恐慌前の1920年代。ニューヨークからパリへと向かう船上が主な舞台。お金持ちと結婚してゴージャスな生活を送ることを夢見る、二人のショーガールが巻き起こす恋愛喜劇。男性映画の名匠と言われながら、実は粋な女性映画も撮れるホークスがすっきりと楽しくまとめ上げた。アニタ・ルースの原作は、これまでにもコメディとして1928年にも映画化されているが、本作は原作を基に1949年に舞台ミュージカルとして発表されたものを脚色・映画化している。
スターへの階段を昇り始めたモンローが、生き生きと愛嬌たっぷりにショーダンサーを演じてその魅力を開花。公私ともにモンローと仲が良かった相棒(お目付け役?)的存在のジェーン・ラッセルをはじめ、この手の作品に欠かせない名優チャールズ・コバーンがコミカルに楽しませてくれる。また無名時代のジョージ・チャキリスも端役で出演。レオ・ロビン作詞/ジュール・スタイン作曲の歌曲もスタンダード・ナンバーとして残っており、特に「ダイヤモンドは女の子の一番の友だち」は舞台当時からヒットしていたが、モンローが歌い踊る場面によってさらに多くの人に印象付けられ、マドンナのミュージック・ビデオでオマージュされるなど、後世にも様々な影響を与えた。