2022/12/17~12/30
© Peter Barakan’s Music Film Festival
【ピーター・バラカンによるイントロダクション】
去年めでたく初の音楽映画祭を開催して、とてもいい感触を得られました。そこで調子に乗って第2回の開催です。今回は日本初公開の作品がいくつかあり、昨年の話題作もライン・アップに加えました。ジャンル的に多岐にわたったライン・アップになっています。ロック、ルーツ・ミュージック、ソウル、ジャズ、レゲェ、アフリカ、インド、日本の民謡、クラシックまで扱った様々な映画を集めました。音楽好きの映画ファン、映画好きの音楽ファン、共に好奇心を刺激する作品が揃っていると思います。
【バビロン イントロダクション】
ロンドンのレゲェ・シーンを舞台に、作り物とは思えないリアリズムでアスワドのブリンズリー・フォードが演じるサウンド・システムのDJの活動を追うストーリーです。1980年に公開された頃には全く知らなかった作品ですが、今見てもその時代のロンドンで人種差別がいかに横行していたか、ありありと伝わります。