the place named+砂粒をひろう―Kさんの話していたこととさみしさについて【映像作家・小森はるか作品集+「二重のまち/交代地のうたを編む」】

the place named+砂粒をひろう―Kさんの話していたこととさみしさについて【映像作家・小森はるか作品集+「二重のまち/交代地のうたを編む」】
2021/5/226/11

『the place named』
ソーントン・ワイルダーの戯曲「わが町」をもとに、田舎町で暮らす少女の一日と「わが町」第3幕を稽 古する劇団員たちが交互に描かれる。死者が生者の世界について語る台詞を練習する声が、田舎町の日 常に重なり、演じる役者自身にも投影される。脚本段階から出演者とともに制作。

『砂粒をひろう―Kさんの話していたこととさみしさについて』
2011 年 4 月、大津波から間もない陸前高田のまちで出会った K さん。小森と瀬尾は、その後約一年 間、彼女の言葉とその傍らにあった風景を記録していた。小森の映像が当時の状況や語りをありのまま に伝え、瀬尾のテキストとドローイングはその場の会話や時間を咀嚼するなかで生まれてくる。二つの 視点をダブルスクリーンで投影したインスタレーション作品を、シングル版に編集し上映する。