6/1㈯~6/14㈮ ※火曜休館
2024年 日本 1時間28分
配給:アップリンク
製作:伊藤主税 阿部進ノ介 山田孝之 関根佑介 松田一輝
『MIMI』監督:榊原有佑
出演:横浜流星 阿部進ノ介
『変哲の竜』監督:大橋裕之
出演:又吉直樹 山田孝之 伊藤沙莉
『たてこもり』監督:竹中直人
出演:スクールゾーン(俵山崚 橋本稜)
『NAIKU』監督:ピウス・マチュルスキス
出演:エリック・ヴォジェヴォディン
『さようなら、あおいの赤いメガネンティティ』
監督・出演:巖川虎太郎
『駆け抜けたら、海。』監督:十川雅司
出演:松原怜香 嶺結
コロナ禍の2021年より劇場公開が開始された『MIRRORLIAR FILMS』は、クリエイターの発掘育成を目的にした短編映画制作プロジェクトである。毎回、有名俳優や監督はもとより、他ジャンルのクリエイターや一般公募から選ばれた監督等も参加し、シーズン1から4まで36作品が公開されてきた。本作はその第5弾で、俳優・監督の竹中直人、漫画家の大橋裕之、新進気鋭の監督・榊原有佑ら6人がメガホンをとる。
中でも異色なのは、ゆうばりファンタで注目を集めたリトアニアの映画作家、ピウス・マチュルスキスの作品『NAIKU』も含まれていること。そのざらついた空間描写と身の毛もよだつ演出は見事で、映画ファン必見である。
これまでの作品同様、俳優の山田孝之、阿部進ノ介らが製作を務め、俳優として出演もしているが、中でも注目は上映のトップを飾る榊原作品で、横浜流星が主演。異色な演出に応え、メジャー作品ではみたことがない見事な演技をみせてくれている。(中村賢作)(月刊ウインド2024年6月号より)