毎週土曜日はシネ・ウインド会員による運営機関「上映企画部」打ち合わせの日です。
上映イベントの進行について
10/14㈪、【ジャッキー・チェン〈4K〉映画祭】『奇蹟/ミラクル』上映後、トークイベントを行いました。新潟在住のアクション映画愛好会である「新潟成家班」のサモハンシンボーこと真保さん、笠原さんにご来場いただき、映画本編への印象や生涯尊敬するジャッキー・チェンへの思い入れ、これから日本公開予定のアクション映画への期待など、お話を伺いました。
シネ・ウインドでは、これまでにも多くのスタッフ、キャスト、有識者の方々にご来館いただき、舞台あいさつやトークイベント、サイン会など開催しています。これらのイベントは企画立案から映画製作、配給、上映、鑑賞に至るまでのご縁に感謝しつつ、また製作や撮影背景にまつわる情報の披露によってより映画への関心を深めてもらう意図によって実施されています。
当劇場では基本的に支配人や経験豊かなボランティアスタッフによって円滑な進行を計らいますが、3年ほど前より、上映企画部から映画上映後の10分小話を始めたことをきっかけに、上映企画部も舞台あいさつ進行やトークの聞き手役を務める機会をいただいております。
正直なところ、恥ずかしながら私個人的には、人前で話したり、司会進行を務めることなど不得手なことがらなのですが、なぜ「10分映画小話」を始めたかは理由があります。4,5年前、私事で参列した某映画上映において、上映後にとあるゲストによるトークイベントが行われたのですが、そこでの発言内容から、映画本編への思い入れなどが全く感じられないような残念無念のいっときを体験しました。さすがに映画関係者や、来場者に対しても失礼だろうと、はらわたが煮えくり返る思いは今でも忘れません。
その無念の払拭と、埋め合わせ、来場者への感謝と、さらに映画へ興味を持ってもらえるよう気を配れたらという思惑から、上映後の「10分映画小話」を始めました。映画を観に来て、貴重な時間と、気力と、金銭をいただくことになる以上、少しでも映画に興味を持ってもらえるような、「映画鑑賞後のおまけ時間」として情報や解説が提供出来たらと思いつつ、細々と続けさせてもらっておりますが、未だに聞き苦しいような場面も多く申し訳ありません。
このように、業界関係者でなくとも、映画愛好者として、個人的な執心や真情の発露をお客様へ届けてみる機会があることも、シネ・ウインドの特徴のひとつとなります。ご来館いただくお客様に映画を愉しんでもらい、また気持ちよく映画を語っていただけるよう、努めてまいります。
ということで、10/19㈯18:00から上映の【午後6時の秀作選】『ショーン・オブ・ザ・デッド』、終映後に上映企画部から「10分映画小話」を行います。映画やジャンルの面白味について、しっかり喋り倒せるかどうか、今から既に脱水症状が始まっていますが、少しでも「映画っていいもんだ」と前向きな発展がもたらせるよう頑張りますのでよろしくお願いします。(若槻健人)
シネ・ウインド上映企画部では、上映作品の選定や、作品紹介をお手伝いしてくれる方を募集しています。上映企画会議は毎週土曜19時より、事務所2Fフリースペースにて。映画館の運営に興味がある方、見学・入部など、お気軽に劇場スタッフにお声掛けください。