毎週土曜日はシネ・ウインド会員による運営機関「上映企画部」打ち合わせの日です。
きっと、そこも誰かの故郷
すっかり寒くなり外出するのが日に日に億劫になってきました。家に篭りがちになるこの季節にシネ・ウインドに来てもらう為にはどうすればいいかを日々思案してますが、そう易々と妙案が出る訳ではありません。映画好きだけでなく、普段映画を観ない方々をも想定して考えていかなければならないのが難しい所です。
例えば自分の地元が物語の舞台となっている映画に興味はあるでしょうか。今月の1日からシネコンさんで上映が始まった白石和彌監督の最新作『十一人の賊軍』は新潟県新発田市が舞台となった作品で、原案は『仁義なき戦い』シリーズなど東映作品を中心に数多くの脚本を手掛けてきたことで有名な笠原和夫さんです。新政府軍と旧幕府軍との間で板挟みとなった新発田藩に雇われた11人の罪人たちを描く「集団抗争時代劇」です。
私はまだこの映画は未見でどれだけ映画の内容に新発田市が関わってくるのかは分かりませんが、これだけの大作映画に「新発田」の文字があるだけでワクワクします。新発田市出身俳優でお馴染みの木竜麻生さんも出演していて新発田市民冥利に尽きるというものです。
もちろん、自分に関係のない土地や国などの作品を観るのも映画鑑賞の魅力の一つです。シネ・ウインドの公式HPのスケジュールを是非チェックしてみて下さい。インド、ロシア、スイス、フランス、様々な国の映画を観ることでその土地の雰囲気やそこに暮らす人々の生活、歴史を垣間見る事が出来ます。その国へのイメージも変わるかもしれません。
(渋谷恭平)
11月現在、上映についてアンケートを実施しています。よろしければ劇場や作品についてご意見・ご感想をお聞かせください。毎週土曜日の上映企画会議にて参考にいたします。
また、書棚横に設置してありますロビーノートにも映画の感想などご記入いただけます。こちらは月刊ウインドに感想のコメントが掲載される場合がありますので、よろしければ一筆をお願いします。
シネ・ウインド上映企画部では、上映作品の選定や、作品紹介をお手伝いしてくれる方を募集しています。上映企画会議は毎週土曜19時より、事務所2Fフリースペースにて。映画館の運営に興味がある方、見学・入部など、お気軽に劇場スタッフにお声掛けください。