シネ・ウインド上映企画会議 毎週土曜19時～
「もっと気持ちに素直に。」
4月12日より公開の『老ナルキソス』。たった一人の上映したいという想いから多くの仲間を集めて上映までたどり着いた作品です。また5月末には安部公房生誕100周年記念として『箱男』と『砂の女』が上映されます。こちらも女子高生が企画したものが上映へと至ります。もう、ほんとすごいですよね。
私も企画を出してみたのですが、あんまり心証良くなかったです（笑）。やっぱり企画を進めているお二人は度重なる工夫と努力とコミュニケーションをしているのでしょう。
こういう企画を作るときに私はどうしても「この企画によってシネ・ウインドにどのようなメリットがあるか」を考えてしまっていました。けどシネ・ウインドって完全なビジネスの場では決してないんですよね。
この企画やったら楽しそう、何より『私』がたのしい！という思いでやりたいことやっちゃいなよ！というのがシネ・ウインドのスタンスです。そう考えると懐の深い場所だなぁと思います。
もちろん、うまくいかなければ頻度が減る企画などはあると思います。けどその時は傾向と対策を考えてまたやりたいことができるように考えればいいだけなんです。ちょっとビジネスみたいですね。大人の事情とかもどうしてもありますし。
私はむしろ普段シネ・ウインドの上映に納得いっていない人こそ上映企画部に来ていただきたいです。普段のメンバーで固まって議論していると新しいものは生まれにくいです。もうすぐ新年度が始まるこの時期、ぜひ上映企画会議にいらしてください。やりたいこと、やってみませんか。
伏見太希
シネ・ウインド上映企画部では、上映作品の選定や、作品紹介をお手伝いしてくれる方を募集しています。上映企画会議は毎週土曜19時より、事務所2Fフリースペースにて。映画館の運営に興味がある方、見学・入部など、お気軽に劇場スタッフにお声掛けください。