見学者、来たる

TAKEI Ryo

7月31日(水)19時から20時まで、月刊ウインド編集部の定例会でした。見学者1名を含む8名が集まりました。
見学者は編集部員の知人の方です。最近新潟に転居して、ずいぶん安く自転車を買えたそうで、…こう書くと大した話ではやっぱりなかったんですが、そんな話が妙に印象に残りました。初対面の相手に親しみを込めて話ができる彼をすごいと思いました。

さて、「フォトショとイラレ、使えるっちゃ使えます」みたいな方は、シネ・ウインド周りでは、このごろ需要が高いようです。
月刊ウインドのレイアウトや広告枠データの作成、『新潟の映画史』づくり(※)の集まりなど、彼もいろいろと案内されました。僕もしました。

映画史の方はちょっと違うかもしれませんが、上記のようなシネ・ウインドの運営に携われることが、シネ・ウインド会員の特典のひとつです。
そういう認識で僕なんかはいるわけですが、それは初回5,500円払うと1年間タダ働きができるよ!とも言い換えられます。タダどころか、金銭面ではマイナスという見方もあるかもしれません。
僕はまあ、映画館という空間自体が好きだし、いくつかのシネコンに加えてシネ・ウインドがあることで、新潟で多様な作品を享受できることの意義をわかっているようなつもりでいるから、少なくとも金銭面に特別の疑問は抱いていません。でもそうした説明や材料をすっ飛ばして、「さああなたもシネ・ウインドの会員になって(有料)、いっしょに運営に携わろう!(無償)」とは、なんだか言いにくいものです。もちろん見学にまで来てくれた彼をみくびって接したいわけではないから、お互いの“つもり”を披露し合えればいいだけなんですが。

ほかの会員特典には、入場料の割り引きや、シネ・ウインドの蔵書の貸し出しや、月刊ウインドの毎号の送付がある。
僕の務めは編集部のメンバーや携わってくれている方々に感謝しつつ、心を引き締めて毎号を作っていくことである。
セミが元気よく鳴いている。

※『新潟の映画史』づくりに関しては、にいがたロケネットのブログが詳しい
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