へんしゅうちょうのひとりごと

TAKEI Ryo

『月刊ウインド』10月号は編集部の手を離れDI Palette(旧第一印刷所)さんからの納品を待つばかり。次号の原稿締切はまだちょっと先だし、ひと息つけるタイミング。――いつもならそうなんですが、次の号は毎年恒例の周年祭記念特別号でページ数がざっくり倍。いつもと同じ日にちを原稿締切に設定していたのでは対応できない。

そんなわけで早めの締切に設定させてもらっている原稿や連絡が続々と、メールやLINEやSlackや原稿用紙で方々から届く(ありがたや)。もちろん僕からもあの人やこの人にお願いやおうかがいをじゃかじゃか送っているのでお互い様なんですが、いや、倍っていうのは――普段と違うというのは、なかなか大変で。みなさまお疲れ様でございます。ありがとうございます。

もっとプロっぽいレイアウトにしたいな、とか、もっと読み応えのある内容にしたいな、とか、もっと時間をかけてじっくり作りたいな、とか、そういうのは僕にはあまりなくて、でも1年前の11月号を見返すと、このときよりもう少しだけよいものが作れるような気がする、という漠然としたモチベーションの源を自分の中に見つけたりする。それが他の人が『月刊ウインド』に抱いている願いとどれだけ一致するかは知りようもないけれど。でもだからこそ、こういう記事を書きたいんだけど、とか、これを載せてもらえないか、とか、そういう個々の熱意や企画を誌面に反映させたいと思う。そういうことでいいんじゃないかと思っている。

趣味の演劇の公演も無事終わったし、子どもとぼつぼつ遊びながら、11月号もぼちぼち形にするのだ。